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薄くて折れやすいカード類の梱包方法

「折れない」「傷つかない」最適な梱包方法とは

はじめに

トレーディングカードやポストカードなどの薄い紙類は、通販やフリマで多く取引が行われている商品の1つです。
カードの種類によっては高額で取引されることもあり、しっかり梱包をしたいところです。
ではどういったものが最適な梱包方法なのか。
ここではカードの梱包を紹介します。

メリット

  • 紙のような薄い物の梱包についてどう対応するかがわかる。
  • 段ボール箱の端材で梱包出来る。簡単なのに、強度が高い。
  • 事故が起こりにくい梱包材を知ることは送り先に安心と信頼を与え、送り手のブランドイメージを向上させることに繋がる。

梱包テーマ:梱包コスト削減と梱包強度

段ボールの特性を利用し梱包コストの削減と梱包強度の両方を得ることができます。
具体的な梱包手順を次の順番で解説します。

1.防水処置をする

2.折れ防止処置をする

3.テープ止めで完成

梱包方法

1.品物の防水処置をする

水濡れ防止のため、まずはビニール袋に入れる、またはエアキャップに包んで保護します。
光沢のあるカードをエアキャップで直に包む場合、粒がある面を内側にして梱包してしまうと、エアキャップの粒の痕がついてしまう可能性があるので、必ず粒がある面を外側にしましょう。

 

ビニール袋の場合

エアーキャップの場合

必ず粒がある面を外側にします

2.折れ防止処置をする

①品物より一回り大きい段ボールを用意する

品物よりも、ひと回り大きいサイズ(最低でも1cm)のダンボールを2枚準備します。

【ポイント】
品物と同等サイズの段ボールだと運搬中に挟んだ品物が動いてはみ出てきてしまい、品物の四隅が折れてしまうことも。必ず一回り大きいサイズのダンボールを準備しましょう。

②目方向を交差させ品物を挟み込む

2枚の段ボールの目方向※1 が交差するように、互い違いに品物を挟み込みます

【ポイント】
段ボールは目方向※1に対して垂直にかかる力には強く、逆に目方向と同じ向きの力には弱く簡単に折れ曲がってしまう性質があります。

この性質を利用し、2枚の段ボールの目方向を交差させることで、どの方向にも折れにくい状態にすることが出来ます。

※1 目方向とは・・・
段ボールは中にハーモニカのような波型の「中芯(フルート)」がある構造となっており、中芯の流れる向きを「目方向」と呼んでいます。

下の動画は、目方向の違いによる強度の差を検証したものです。↓

3.テープ止めをし完成!

上下左右をテープ止めし、封筒などに入れたら梱包完了です。
テープ止めの際は、絞り込むように止めると隙間ができにくく、安全です。

絞り込むようにテープを止める

封入し完成

内容物に厚みがある場合

エアーキャップで梱包すると、厚みが増すことで大きく隙間ができます。
その場合は、ラップなどを巻き、隙間対策をするのもおすすめです。

これで段ボール2枚によって十分な強度を確保されている状態です。
当社での厚みの無い紙類を出荷する際の梱包でもこの方法が採用されており、実績のある物となっております!

おわりに

いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した内容が、みなさまの梱包作業の改善にお役立ていただけましたら幸いです。

パッケージアート株式会社では、さまざまな形状への柔軟な対応力と、カスタマイズの自由度を活かし、最適なパッケージデザインを目指します。

当社の「包装資材コンシェルジュ」が、一緒に考え、一緒に創り上げるパートナーとしてパッケージ製作をサポートさせていただきますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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