リボン式、蝶番式
リボン式(蝶番式、ヒンジ式)
蝶番式、ヒンジ式
→ 蓋と身箱の背面を貼り合わせて一体化した印籠式の派生形状。
リボン式
→ 蝶番式にリボンを着けて、蓋が一定箇所でとまるようにした形状。
長所
・中身を見せて店頭ディスプレイに使える。
蓋と身が一体になっているため、蓋の内側もデザインの一部として使える。内側に箔押などで名入れを行うことで商品とブランドを同時に見ることができ印象付けることができる。
蓋を開いた際に、両手で包み込んで開ける様になり購入者が商品に対して集中できる。
全体像がすぐには見えず、箱の手前から徐々に見えるので期待感が高まる。
蓋を開けて中身を取り出すまでのアクションが少ない。(箱を開いて置く必要がない)
短所
- 印籠式よりも工程数が増えるので費用がかかる。
- 手加工での対応が増えるため、数量が多いと製作期間が長くなる。
- 蓋と身が一体化しているため、蓋の開閉をスムーズに行なうためには蓋と身のサイズ割合が印籠式よりも制限される。
- 一体化しているので、一部を変えることができない。箔押や蓋の色など一部を変えたい時に対応できない。
- サイズの大きい物は蝶番が傷むので適さない。
使用シーン
- 商品を見せてディスプレイしたいもの
- 高級品
事例
- ジュエリー 宝飾品(時計):製作コストがかかるため、販売価格の高いものに使用される。(ジュエリーケースとして認知されていることも多い。)
コスト
- サイズや内容にもよるが、1,000個程度までは抜型を使わず製作できる。
- 箔押を行う場合は別途「箔版代」と「箔押代」が必要。(箔押代は通常、箱代に含めて算出)
- 蓋の外側と内側に別デザインで箔押の場合は2版必要になる。
- 作業の工程が増える分、印籠式に比べるとコスト面が上がる。リボンありの場合はさらにコストアップ。
事例集
製作中